コマンドラインオプション
<Qtopia Shell Bridge Dialog> Version 0.6.1 Usage: qshdlg [message|input|reply|select|rich|custom] (options) message : show message dialog input : show input dialog reply : show reply dialog select : show select dialog rich : show rich dialog custom : show custom dialog (options) -w WIDTH set dialog width -h HEIGHT set dialog height -x POSITION(X) set dialog position(X) -y POSITION(Y) set dialog position(Y) -f FAMILY set font family -p POINT set font point size -F FLAGS set widget flags -c CODEC set codec(eucJP,ShiftJIS,utf8 ...) -t TITLE set title -d DESCIPTION set description -R enable richtext description -P mask inputbox for password -n no default butons -v BUTTONS reply/select values(csv text) -l LABELS reply/select labels(csv text) -q SECONDS quit after the specified time -M show maximized -A enable auto scroll -N no input echo -s silent mode -m enable multiline select -C CONTROLS set visible controls(csv text)
オプションを指定せずに起動すると、メッセージダイアログに上記の様なヘルプを表示します。
message
メッセージダイアログを表示します。
デフォルトでは"OK,Cancel"ボタンですが、オプション -v で任意の文字&数で
表示する事が出来ます。
アクセラレータキーが自動的にセットされます。
アンダースコアの表示されているキー単体
がアクセラレータキーとして機能します。
押されたボタンによってリターンコードが変わります。
Cancelボタン | 0 |
OKボタン | 1 |
追加したボタン | 追加した順番に2,3,4... |
オプション -b を使用してユーザー定義のボタンに変更した場合には
OK,Cancelボタンは非表示となりますが、キーボードのOK,Cancelボタンは
有効なままです。(それぞれ1,0を返します)
※ -v "OK,Cancel,Abort" の様に変更した場合でも全て追加されたボタンと見なし、2,3,4を返します。
input
インプットダイアログを表示します。
オプション -v で初期値を指定する事が出来ます。
入力した値は 入力用PIPE
/var/spool/qshdlg/input
に書き込まれます。
reply
(Ver0.2.0まではselectでした)
リプライダイアログ(固定文字列の入力用)を表示します。
デフォルトでは"yes,no"ボタンですが、オプション -v で任意の文字&数で
表示する事が出来ます。
アクセラレータキーが自動的にセットされます。
インプットボックスが表示されている場合は
アンダースコアの表示されているキー+Control
インプットボックスが表示されていない場合は
アンダースコアの表示されているキー単体
がアクセラレータキーとして機能します。
押されたボタンの値は 入力用PIPE
/var/spool/qshdlg/input
に書き込まれます。
select
セレクトダイアログを表示します。
オプション -v および、-lで選択されたときの値、およびラベルを設定できます。
値が空になるラベルは選択不可能なラベルとなります。
ラベル指定を省略した場合には値がそのままラベルとなります。
選択された項目の値は 入力用PIPE
/var/spool/qshdlg/input
に書き込まれます。
複数選択可能なセレクトダイアログの場合には
最後に空行が出力されます。(選択が一つのみの場合でも)
これは複数選択モードの場合に、どこまでがセレクトダイアログの出力かを判別するためにこのような仕様となっています。
rich
リッチダイアログを表示します。
オプション -R を指定し、 -d で descriptionを指定すると、初期表示の内容をセットする事が出来ます。
また、オプション -R が指定してある状態だと、出力用パイプ
/var/spool/qshdlg/output
への書き込みで リッチビューの内容をセットする事が出来ます。
(QCopメッセージ texttype(QString) で、メッセージビュー、リッチテキストビューへの出力を切り替える事も可能です)
<a>タグで指定したリンクをクリックするとhrefで指定してある値が 入力用PIPE
/var/spool/qshdlg/input
に書き込まれます。
custom
カスタムダイアログを表示します。
オプション -C で初期表示のコントロールのリストを指定する事が出来ます。
-w WIDTH
ダイアログの幅を指定します。
-h HEIGHT
ダイアログの高さを指定します。
-x POSITION(X)
ダイアログのX座標を指定します。
-y POSITION(Y)
ダイアログのY座標を指定します。
※何故かタイトルバーを含まない位置指定になっているようです。
-f FAMILY
ダイアログで使用するフォントファミリー名を指定します。
-p POINT
ダイアログで使用するフォントのサイズ(ポイント)を指定します。
-F FLAGS
ダイアログのWidgetFlagsを指定します。(未テスト)
これはQWidget(QDialog)生成時に指定出来るQt::WidgetFlagsの10進数値表現を指定します。
フラグの値はqnamespace.hを参照し、指定したいフラグの値の合計値を使用します。
全てのフラグの動作は検証出来ないので、指定したらまずいフラグがあるかもしれません。
-c CODEC
使用するコーデックを指定します。
-t TITLE
ダイアログのタイトルを指定します。
-d DESCRIPTION
ダイアログに表示する内容を指定します。
-R
テキストビューでリッチテキストを使用可能にします。
廃止しました。
-P
インプットボックスをマスクします。
パスワード等の入力用に使用できます。
-n
OK/Cancelボタンを非表示にします。
-v VALUES
(-bから変更しました。一応-bオプションもまだ使えますが今後廃止される可能性があります)
ボタンの値、またはリストボックスの値をカンマ区切りで設定します。
リプライダイアログでのデフォルトでは"yes,no"が指定されています。
変更したい場合には
-v "yes,no,all"
の様に指定します。
-l LABELS
オプション -v BUTTONS で指定した値と違うラベルをボタン/リストに表示したいときに使用します。
-v "yes,no" -l "はい,いいえ"
の様に指定すると、「はい(&Y)」「いいえ(&N)」の様なボタンが作成されます。
-q SECONDS
指定した時間(秒)だけダイアログを表示し、自動的に閉じます。
通知用のダイアログ等として使用できます。
-M
ダイアログを最大化して表示します。
-A
オートスクロール。
アウトプットビューにテキストが追加されたときに自動的にスクロールします。
-N
入力エコー無し。
入力文字列をメッセージビューに表示しないようにします。
-s
サイレントモード。
インプット/リプライダイアログで使用します。
コマンド実行後にdescriptionが追加され、その後入力用PIPEが読み込み可能になった場合にのみ
ダイアログを表示します。
-m
複数選択モード。
セレクトダイアログで複数選択を可能にします。
-C CONTROLS
カスタムダイアログの表示コントロールを指定します。
コントロール | 識別子 |
メッセージビュー | message |
セレクトビュー | select |
インプットボックス | input |
リプライボタン | reply |
リッチビュー | rich |